簿記論　ここが出る？　どこが出る？

平成27年　第65回税理士試験

１、平成26年　第64回税理士試験について

　昨年の簿記論の受験者数は17,742人、合格者は2,336人で合格率は13.2％でした。

・第一問の問１では、特殊商品売買に関する問題が出題され、問２では、外貨建取引等に関する問題が出題されました。

・第二問の問１では、商品売買の記帳についての理解をはかる問題が出題され、問２では、株主資本等変動計算書に変動をもたらす取引について理解をはかる問題が出題されました。

・第三問では、事業分離を絡めた決算整理型の総合問題で、当座預金・売掛金・商品・貸倒損失・減価償却などの正確な仕訳が要求されるのと同時に、研究開発費・資産除去債務・棚卸資産の評価・金融商品・自己株式・税効果会計などの会計理論の理解度や計算技術も必要とされました。難易度が高く、ボリュームも非常に多いため高得点を確保するのは困難な問題でした。

２、平成27年　第65回税理士試験の対策・出題予想

　今年の試験においても、第一問・第二問では個別問題が、第三問では決算整理を中心とした総合問題の出題が予想されます。

大手専門学校各校は、平成27年第65回税理士試験の試験問題として次の論点が出題されるのではないかと予想しています。

①ストックオプション

②一般商品売買

③特殊商品売買

④税効果会計

⑤リース会計

⑥企業結合・事業分離会計

⑦有形固定資産

⑧減損会計

⑨外貨建取引

⑩有価証券

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