１、概要

法人税法は、法人の所得について課税される法人税について定めた法律です。

法人税は、自然人ではない法人が事業を営み得た利益に課される税金です。

税理士試験においては、所得税法とのいずれか、もしくは両方を選択しなければならない選択必須科目として位置づけられています。

税理士になった後、実務においての必要性が非常に高いため、受験者は所得税法の倍以上になる大変重要な試験科目です。

２、出題傾向

法人税法の出題形式は大問が２題出題され、第１問が５０点の理論問題、第２問が５０点の計算問題となっています。

理論問題については、１問といっても、３〜４題の理論が出題される場合もあり、問題の形式も事例形式から総合形式まで多岐にわたります。

また、解答量も非常に多く、奥深い知識とスピーディな解答能力が要求されます。

最近では、実務色の非常に強い問題が出題されており、働きながら合格をめざす受験生に有利な科目といえます。