令和3年 第71回税理士試験
ここが出る?どこがでる?財務諸表論
1、令和2年 第70回税理士試験について
昨年の財務諸表論の受験者数は8,568人、合格者は1,630人で合格率は19.0%でした。
・第一問では、「包括利益の表示に関する会計基準」の第4項及び第5項の空欄補充問題や第21項及び第22項に関する問題、また、これらの根拠及び背景としての「金融商品に関する会計基準」に関する理解を問う問題が出題されました。
・第二問では、「各種基準と概念フレームワーク」について基礎的理解を問う問題、「リース取引に関する会計基準」について及び「資産除去債務に関する会計基準」について基礎的理解を問う問題が出題されました。
・第三問では、会社法及び会計計算規則の基本的な理解度を広範囲に問う問題が出題され、現預金、売上債権と貸倒引当金、有価証券、棚卸資産、有形固定資産、外貨建取引、従業員賞与、引当金、のれん、ストックオプション等に関する会計基準、各種税金、税効果会計、繰越利益剰余金など非常に幅が広い分野の理解が問われました。ボリュームはそれほど多くないものの、一部会計処理に悩む難易度のやや高い問題でした。
2、令和3年 第71回税理士試験の対策・出題予想
今年の試験においても、第一問・第二問では各種「基準」に関して複合的に絡めた理論問題の出題が、第三問ではボリュームの多い計算問題の出題が予想されます。
大手専門学校各校は、令和3年、第71回税理士試験の試験問題として次の論点が出題されるのではないかと予想しています。
①収益の認識に関する会計基準と工事契約に関する会計基準
②各種基準と概念フレームワークについて
③棚卸資産の評価に関する会計基準
④固定資産の減損に係る会計基準
⑤金融商品に関する会計基準
⑥税効果会計に係る会計基準
⑦有形固定資産などの費用配分
⑧連結財務諸表に関する会計基準
⑨各種引当金について企業会計原則の規定等
⑩会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準
税理士受験生にとっては、試験にどこが出題されるか非常に気になるところですが、あまりヤマをはりすぎると痛い目にあうかもしれません。
税理士試験は競争試験です。手をつけるべき論点と解答に手間のかかる論点を見極め、基本的な事項はコツコツと拾い、他の受験生よりミスを減らして1点でも多く得点していくことが肝心です。
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